来冦
らいこう
名詞
標準
invasion
文例 · 用例
「でも、」家内は平気で、「三十分くらいこうしていると、汗がたらたら出てまいります。
— 太宰治 『美少女』 青空文庫
「どっちからいこうか」「どっちからでもおんなしでしょうが、日に向いては省さんいけないでしょう」「そうそう、それじゃ西手からにしよう」 箱のようなきわめて小さな舟を岸から四、五間乗り出して、釣りを垂れていた三人の人がいつのまにかいなくなっていた。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
先刻からいこう酔いくずれて、みだりがましい姿を人びとに見せまいと、この木蔭まで逃げてまいったほどじゃ」と、兼輔は扇を額にかざしながらほほえんだ。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
これから何時間ぐらいこうしてしんと夜の中に生きながら埋もっている事かと思うと、我ながらわが病気に堪えられなかった。
— 夏目漱石 『思い出す事など』 青空文庫
私の個人的な望みから言えば、日本には一人くらいこういった探偵小説や捕物を書く人があっても宜しい。
— 銭形平次以前 『随筆銭形平次』 青空文庫
「さあ、井河くんからいこう」島さんは徳利を持った、「この中ではきみがいちばん若いんだろう、松井くんはジュニアーがいたんだっけね」「それは僕だ」と野本くんが云った、「松井くんは結婚して十年になるがまだ子供はない」 そしてむっと口をつぐんだ。
— 山本周五郎 『季節のない街』 青空文庫
「左の端からいこうかな」 と後藤は行った。
— 片岡義男 『道順は彼女に訊く』 青空文庫
一週間あいてるんで、これからいこうとしてたとこなんだってさ。
— 片岡義男 『彼のオートバイ、彼女の島』 青空文庫
作例 · 標準
隣国の来冦に備え、国民は一致団結して防衛体制を強化した。
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歴史書には、北からの蛮族の来冦によって国が滅亡した記述がある。
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平和な村に突如として来冦があり、住民は避難を余儀なくされた。
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