細孔
さいこう
名詞
標準
pore
文例 · 用例
同時に前記の鉄片が落ちて水銀が上がり、細孔に蓋をするという工合になっている。
— 寺田寅彦 『ムーア灯』 青空文庫
人間も初めのうちはやはり地から生まれ、そうして地の細孔から滲出する乳汁によって養われていた。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
これを以てアマゾン河辺のある土人は、水に入る時|椰子殻に細孔を開けて男根に冒せる。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
そは猴ども互いにしばしば毛を探り合うからだが、それにしても猴が毛を探って何か取り食うは多くは蚤でなくて、時々皮膚の細孔から出る鹹き排出物の細塊であると。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
そして、その間に細孔を無数に穿った軽量の船形棺を作って、その中に十分腐敗を見定めてから死体を収め、それに長い紐で錘を附けて湖底に沈めました。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
そこで牧師は、あの夜、錘の位置から場所を計って氷を砕き、水面に浮んでいる棺の細孔から死体の腹部を刺して瓦斯を発散させ、それに火を点じました。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
平面反射鏡の中央に微孔を穿って、その反対の軸に凹面鏡を置き、そこに集った光線を、平面鏡の細孔から眼底に送ろうとするのですが、この場合は、天井のシャンデリアの光が凹面の弁に集って、それが前方の平面弁にある気泡を通ってから、向う側にある前立星に照射されたからでした。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
二行に六座の壺につらね、其ガルハニ氣を興し、六壺の前に一硝子瓶をすゑその底に二細孔あり、其口を硝子塞にて固封せる者を置き、中に水を盛りて其半に至るときは、ガルハニ氣の二極に遭ひて水分析せらる。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
作例 · 標準
皮膚には汗を分泌するための無数の細孔が存在する。
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このフィルターは、微細な細孔によって不純物を除去する。
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コンクリートの表面には、小さな細孔がたくさん見られた。
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