潜心
せんしん
名詞
標準
meditation
文例 · 用例
彼が潜心苦慮せる大軍器は遂に首尾よく竣成しましたらうか。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
之に加ふるに徳川氏は文学を其政治の補益となすことに潜心したるが故に、儒教も亦た一種の徳川的儒教と化し了し、風化を補ひ世道を益し、徳川氏の時代に適ふべきものにあらざれば、文学として世に尚ばるべからざるが如き観をなせり。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
予今時のいわゆる人種改良とか善胎学とか唱うる目的は至って結構だが、その基礎とさるる材料が甚だ危殆なるに呆れ、年来潜心その蒐集を事とし、不毛一件ごときも一大問題としていかな瑣聞をも蔑せず。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
予は植物の方に潜心して返事せぬ事多きに屈せず、阿漕が浦の度重なりてそんな眼に逢う。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
ゲーテは生物の研究に潜心し、今日の進化論の先駆者であった。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
霞亭は文台の平生を叙して、「受学赤松滄洲翁、蚤歳継先人之志、潜心長沙氏之書、日夜研究、手不釈巻、三十年如一日矣、終大有所発揮、為之註釈、家刻傷寒論是也」と云ひ、凹巷は「聞先生終身坎※、数十年所読、唯一部傷寒論、其所発明、註成六巻、既梓行世」と云つてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
ことにその潜心窮理の勝躅に至っては、ことごとく採ってもって後学の範となすべきものがある。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
ただ新聞記者の業に在る者潜心校閲の暇なく、新聞紙を切り抜きたるままこれを植字に付したるは醜を掩うあたわざるゆえんなり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
作例 · 標準
瞑想に潜心することで、心の平穏を取り戻すことができる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼は書斎で静かに潜心し、難解な哲学書を読み解いていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
祈りに潜心し、一日の終わりに感謝の念を捧げた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite