沈思
ちんし
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
contemplation
文例 · 用例
沈思な一心がすぎると妾は心臓から心臓にかけられた剣の橋を渡っていることを知りました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
竹村書房主は沈思のあげく、かうしたらどうでせう、この紙不足の折に兩書とも再版などは、とても出來るものではありませんし、この二つの著書から特に著者の氣にいりの同じ匂ひの作品ばかりを寄せ集めて一本にまとめたら、といふ意見を提出した。
— 太宰治 『『老ハイデルベルヒ』序』 青空文庫
無窮無限という事実も貴様には何等、感興と畏懼と沈思とを喚び起す当面の大いなる事実ではなく、数の連続を以てインフィニテー(無限)を式で示そうとする数学者のお仲間でしょう。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
断行するにも沈思するにも精いっぱいできる。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
(二人は胸に充実した感じを吹きさまそうとでもするように、深く息を吸い入れ暫らく沈思瞑目する。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
」 学生はしばらく沈思せり。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
こんな事は民力の発展などは眼中にない愚劣政治家共に話したとて分るまいが、真に国家の前途を憂うる人士は、大いに沈思熟考せねばならぬ問題であろうと思う。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
学円 (沈思の後)うむ、打つな、お百合さんのために、打つな。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
作例 · 標準
窓の外の雨音を聞きながら、彼は過去の出来事を沈思黙考していた。
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人生の岐路に立ち、彼女は一人、公園のベンチで静かに沈思した。
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「この難問を解くためには、まずじっくりと沈思することが必要だ。」と、教授は学生にアドバイスした。
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