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汲々

きゅうきゅう
形容詞-たる副詞-と
1
標準
diligent
文例 · 用例
それからアウグステをばさんは、かう云ふ会食のある度に、三日前からと三日後までとを併せて、七日分の腹を拵へて置かうとしてゐるので、どうしたら、なる丈沢山|饒舌つて、同時になる丈沢山食べられるだらうかと云ふ研究に汲々としてゐる。
DAS FAMILIENFEST 祭日 青空文庫
そんな重大な役目を他人のために勤めたとは夢にも知らない虻は、ただ自分の刻下の生活の営みに汲々として、また次の花を求めては移って行くのである。
寺田寅彦 沓掛より 青空文庫
「唯だ東京の奴等を言ったのサ、名利に汲々としているその醜態は何だ!
国木田独歩 牛肉と馬鈴薯 青空文庫
君がこうやッて村立尋常小学校の校長それも最初はただの教員から初めて十何年という長い間、汲々乎として勤めお互いの朋輩にはもう大尉になッた奴もいれば法学士で判事になった奴もいるのを知らん顔でうらやましいとも思わず平気で自分の職分を守っている。
国木田独歩 郊外 青空文庫
区々たる藩閥の巣窟に閉籠り、自家の功名栄達にのみ汲々たる桂内閣ごときでは、到底、永遠に日本の活力を増進せしめる事は出来ない。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
始のほどは高利の金を貸し付けて暴利を貪り、作事を構へて他を陥れ、出ては訴訟沙汰、入ツては俗事談判の絶ゆる間も無き中に立ツて、頑として、たゞ其の懐中を肥すことのみ汲々としてゐた。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
稀に眞の張る氣を生ずる者も有らうが、寧ろ凝る氣になつて理も非も關はず、富を爲すに汲々たるに至る方が多い。
幸田露伴 努力論 青空文庫
其意の美をいふにあらず、肉と皮との美ならむことを、熱心に、忠実に、汲々として勤めて時のなほ足らざるを憾とせよ。
泉鏡花 醜婦を呵す 青空文庫
作例 · 標準
彼は昇進のために、日夜仕事に汲々としている。
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試験前、学生たちはノートを広げて汲々と勉強していた。
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わずかな利益のために汲々とする姿は、見ていてつらいものがある。
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彼女は自分の研究テーマに汲々と取り組んでいる。
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