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蒼生

そうせい
名詞
1
標準
the masses
文例 · 用例
小春の日光はおそらくこれほどうららかには国土|蒼生を照らさないであろう。
寺田寅彦 時事雑感 青空文庫
しかし歴史を読んでみると、為政者が君国のために、蒼生のためにその国の行政機関を運転させるには、ただその為政者たるものが誠意誠心で報国の念に燃えているというだけでは充分でないらしく思われる。
寺田寅彦 「手首」の問題 青空文庫
俺なぞは、鉱蔵は、村はもとよりここに居るただこの人民蒼生のためというにも、何時でも生命を棄てるぞ。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
乃公いでずんば、蒼生をいかんせむ、さ。
太宰治 HUMAN LOST 青空文庫
彼等は乃ち口をあいて茫然自失せる十五億の蒼生にてある也。
石川啄木 閑天地 青空文庫
これより旬日の前までは、前田加賀守治脩公、毎朝缺すことなく旭を禮拜なし給ふに、唯見る寂寞たる墓の下に、金城の蒼生皆眠りて、彌望、極顧、活色なく、眼の下近き鍛冶屋にて、鐵槌一打の聲ありしのみ。
泉鏡花 鐵槌の音 青空文庫
文学は時代の鏡なり、国民の精神の反響なり、故に天下の蒼生が朝夕を安ずること能はざる時に当りて、超然身を脱して心を虚界に注ぐべしとするにあらず。
北村透谷 明治文学管見 青空文庫
愛国家の心霊を鼓舞して、天下蒼生の為に、赫々たる功業を奏せしむるものもこの熱意なり。
北村透谷 熱意 青空文庫
作例 · 標準
聖徳太子が定めた十七条憲法には、蒼生の安寧を願う精神が流れている。
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飢饉に苦しむ蒼生を救うため、豪農たちは蔵を開いて米を分け与えた。
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詩人は、戦乱に翻弄される名もなき蒼生の悲しみを歌に託した。
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