奏請
そうせい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
petitioning the Emperor
文例 · 用例
張はその前にひれ伏して、「どうか私の生命が延びるように、おとりはからいを願います」「いかん、俺は一度、漢朝の権臣の生命を延ばそうとおもって、奏請したために、ここへ謫居の身となっておる、帰れ」 張はここぞと思って一生懸命になって頼んでいると、一人の使がやってきて書簡を道士に渡した。
— 田中貢太郎 『賭博の負債』 青空文庫
「華山の神から頼んできたな、しかたがない、奏請してみよう」 道士は筆を執って何か書いてそれを函に入れ、香を焚いて拝んでいると、その函がひらひら空へあがって往った。
— 田中貢太郎 『賭博の負債』 青空文庫
慶喜が、大政奉還を奏請したる以上、その善後策の朝議には、慶喜を初め会桑二藩も当然参加せしめらるべきものと、期待していたに拘わらず、会桑二藩は禁門の警衛を解かれて了うし、慶喜は朝議に参加せしめられないばかりか、新政府に何等の座席をも与えられないのであるから、彼等の憤懣察すべきものである。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
また朝廷に議奏の公卿を置き、朝臣を任免せんことを奏請した。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
江戸幕府の制度は、外面は最も地方分権的体裁を示してゐるが、内面は最も精緻な中央集権制で、自領内では行政権、警察権をもつてゐる百万石の大名も、幕府の一片の命令で蟄居、国替、減石、断絶せしめられるので、その何れも今の内閣が地方官の変更任免を奏請するよりも、まだ容易であつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
全日本國民ハ心ヲ冷カニシテ天ノ賞罰斯クノ如ク異ナル所以ノ根本ヨリ考察シテ、如何ニ大日本帝國ヲ改造スベキカノ大本ヲ確立シ、擧國一人ノ非議ナキ國論ヲ定メ、全日本國民ノ大同團結ヲ以テ終ニ天皇大權ノ發動ヲ奏請シ、天皇ヲ奉ジテ速カニ國家改造ノ根基ヲ完ウセザルベカラズ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
発明の価値によっては、その保護者に授爵も奏請すべきである。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
しかし結局、特赦を蒙らずして刑死したものに、贈位を奏請することは出来ぬと云ふことになつた。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
作例 · 標準
政府は緊急事態に対処するため、特赦の実施を天皇陛下に奏請した。
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条約の批准を巡り、内閣は最終的な裁可を仰ぐべく宮中へ奏請を行った。
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歴史資料によれば、時の将軍が官位の昇進を求めて朝廷に奏請した経緯が記されている。
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