鮎
あゆ異読 アユ
名詞頻度ランク #16234 · 青空 1383 例
標準
ayu (Plecoglossus altivelis)
文例 · 用例
ひとしきり来る村雨に鮎の鮓売る男の袖しとゞなるもあわれ。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
私が此夏、鮎釣りに泳ぎ渡つた際、大きな蟻に臍を食ひつかれて愕いた、竜宮岩も紅葉の間に浮んで、静もりかへつてゐる。
— 葉山嘉樹 『運動会の風景』 青空文庫
夏になると溪を鮎がのぼって来る。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
溪もそこまでは――というとすこし比較が可笑しくなるが――鮎が上って来た。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
たとえば岩波文庫の芭蕉連句集の(五一)と(五二)の中から濁子という人の句ばかり抜き書きしてみると、「鵜船の垢をかゆる渋鮎」というのがあってそこに「鳥」と「魚」の結合がある。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
なにしろ東京中の一流の料理屋が使う白魚と鮎に関する限りは、大体この店の品が求められるので、類の少ない独占事業でなにかにつけて利潤は多かった。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
二 陽が射して来て、少し色の濁った皮膚が乾いて来た小鮎の並べてある笹籠を前に置いて、国太郎はまだ客を待っていた。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
実のところ今朝から客足が思わしく無く持荷の半分も捌ける見当がつかず、いたずらに納屋で飴色の腹に段々鼠色の斑が浮いて出る沢山の鮎の姿を思い出すとうんざりした。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日鮎について考えている。
鮎という言葉は日本語で重要だ。
彼は鮎の意味を理解している。
この文には鮎が含まれている。