阿諛
あゆ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #20229 · 青空 151 例
標準
flattery
文例 · 用例
数年経って「外来語所感」を発表したこのごろは、外囲の事情が全く反対になってしまって、ある読者には私が現時流行の日本主義に阿諛苟合するかのような感を与えたかも知れない。
— 九鬼周造 『伝統と進取』 青空文庫
一点にごらぬ清らかの生活を営み、友にも厚き好学の青年、創作に於いては秀抜の技量を有し、その日その日の暮しに困らぬほどの財産さえあったのに、サラリイマンを尊び、あこがれ、ついには恐れて、おのが知れる限りのサラリイマンに、阿諛、追従、見るにしのびざるものがあったのである。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
これは、決して、虚飾や、阿諛からではなくて、如何なる場合にも他人に一縷の逃げ路を与えて寛ろがせるだけの余裕を、氏の善良性が氏から分泌させる自然の滋味に外ならないのです。
— ――親の前で祈祷 『岡本一平論』 青空文庫
母は官署とか学校や先生とかいうものに無上の権威を感じ、何か阿諛の服従を以て迎えるという性質がありました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
ソノ所以ハ」「サレバ、友ヲ選ベバ悪人、交レバ阿諛追従ノ徒ニ若クハナシトハ、下界人間共ノ以テ金言ト成ス所ナリ。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
サルヲ、最悪ノ猿ト雖モ、最善ノ人間ヨリ悪ヲ行フ所|尠ク、マタ猿ハ阿諛ヲ知ラヌナリ。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
阿諛佞弁をもて長上に拝服するは小人の極めて為し易きところにして、高潔なる性格ある者に取りて極めて難しとするところなり。
— 北村透谷 『徳川氏時代の平民的理想』 青空文庫
「何が不孝じゃ、不義に陥ろうとしているところを、陥らせまいと思うて諌めておるのじゃ、其処許のような無道人に阿諛を云われて、人の道を踏はずそうとしているところを、はずさせまいとするに何が不孝じゃ」「もう、よし、云うな」 不快な顔をして坐っていた元親は、急に立ちあがって奥の間へ入ってしまった。
— 田中貢太郎 『八人みさきの話』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日阿諛について考えている。
阿諛という言葉は日本語で重要だ。
彼は阿諛の意味を理解している。
この文には阿諛が含まれている。