年魚
ねんぎょ
名詞
標準
ayu
文例 · 用例
随分思い切った法螺話のようだが、わが邦でも昔摂津で美酒出来る処の川上に賤民牛馬皮を剥ぎ曝すを忌んで停止せしむると翌年より酒が悪くなったといい、紀州有田川の源流へ高野の坊主輩が便利する、由ってこの川の年魚が特に肥え美味だなど伝うると等しく多少拠る所があったものか。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
このすふ人々の口を押年魚もし思ふやうあらむや。
— 紀貫之 『土佐日記』 青空文庫
ところがカイヅ、黒鯛となると、チヌチヌと称して小さい一年魚でさへ、相応にアタリの味に技巧を見せる。
— 佐藤惣之助 『日本の釣技』 青空文庫
俯して谷川をのぞむ、皇后そのかみの卯月、河の中の磯に在して年魚を釣りたまひけるところ。
— 蒲原有明 『松浦あがた』 青空文庫
○桜田へ鶴鳴きわたる年魚市潟潮干にけらし鶴鳴きわたる 〔巻三・二七一〕 高市黒人 黒人作。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
「年魚市潟」は、和名鈔に尾張国愛知郡|阿伊智とあり、熱田南方の海岸一帯が即ち年魚市(書紀に吾湯市)潟で、桜はその一部である。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
一首の意味は、陸の方から海に近い桜の田の方へ向って、鶴が群れて通って行くが、多分年魚市潟一帯が潮干になったのであろう、というのである。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
そのあいだに、「年魚市潟潮干にけらし」という推量句が入っているのだが、この推量も大体分かっている現実的推量で、ただぼんやりした想像ではないのが特色である。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
作例 · 標準
夏になると、清流で年魚釣りが盛んになる。
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旬の年魚は、塩焼きにして食べると絶品だ。
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年魚は香りが良いことから「香魚」とも呼ばれる。
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標準
annual fish
作例 · 標準
サケやアユのような年魚は、一生の大部分を海や湖で過ごす。
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年魚の中には、繁殖のために川を遡上するものもいる。
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生態系において年魚は、重要な役割を担っている。
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