差し身
さしみ
名詞
標準
a quick thrust of the hand
文例 · 用例
あなたの御想像は、まあドンヂヤンドンヂヤンの大騷ぎで、大きなお皿に鯛のさしみやら鮪のさしみ、赤い着物を着た娘つ子の手踊り、さうしてやたらに金銀珊瑚綾錦のたぐひが、――」「まさか、」と浦島もさすがに少し不愉快さうな顏になり、「私はそれほど卑俗な男ではありません。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
めいめい、好み好みの場所に席を取って、鮨種子で融通して呉れるさしみや、酢のもので酒を飲むものもあるし、すぐ鮨に取りかかるものもある。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
「さしみと、オムレツと、牛鍋とおしんこを下さい。
— 太宰治 『デカダン抗議』 青空文庫
しかし彼の風貌にはどことなく心の奥底のやさしみと美しさが現われていたように思う。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
青磁の皿にまっかなまぐろのさしみとまっ白なおろし大根を盛ったモンタージュはちょっと美しいものの一つである。
— 寺田寅彦 『青磁のモンタージュ』 青空文庫
いきのよいさしみの光沢はどこか陶器の光沢と相通ずるものがある。
— 寺田寅彦 『青磁のモンタージュ』 青空文庫
その眞下に、魚屋の店があつて、親方が威勢のいゝ向顱卷で、黄肌鮪にさしみ庖丁を閃かして居たのは偉い。
— 泉鏡太郎 『春着』 青空文庫
)たひさしみ、新菊の葉。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
作例 · 標準
剣道では、相手の隙を突いて素早く差し身を入れるのが重要だ。
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彼は素早い差し身で相手の攻撃をかわした。
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柔道の技には、相手の重心を崩す差し身の動きがある。
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