述作
じゅっさく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
writing (a book)
文例 · 用例
最後の巻、即ち十七世紀の中頃から維新の変に至るまでの沿革は、今なお述作中にかかる未成品に過ぎなかった。
— 夏目漱石 『マードック先生の『日本歴史』』 青空文庫
傾向小説、理想小説、浪漫派小説、写実派小説、自然派小説|抔と云うのは、皆在来の述作を材料として、其著るしき特色を認めるに従って之を分類した迄である。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
文芸上の述作を生命とする余にとって是程難有い事はない、是程心持ちのよい待遇はない、是程名誉な職業はない、成功するか、しないか抔と考えて居られるものじゃない。
— 夏目漱石 『入社の辞』 青空文庫
其上多少の述作はやらなければならない。
— 夏目漱石 『入社の辞』 青空文庫
酔興に述作をするからだと云うなら云わせて置くが、近来の漱石は何か書かないと生きている気がしないのである。
— 夏目漱石 『入社の辞』 青空文庫
然し其時分の志望は実に茫漠極まったもので、ただ英語英文に通達して、外国語でえらい文学上の述作をやって、西洋人を驚かせようという希望を抱いていた。
— 夏目漱石 『処女作追懐談』 青空文庫
ドスト氏は躬ら露國平民社界の暗澹たる境遇を實踐したる人なり、而して其述作する所は、凡そ露西亞人の血痕涙痕をこきまぜて、言ふべからざる入神の筆語を以て、虚實兩世界に出入せり。
— 北村透谷 『罪と罰(内田不知庵譯)』 青空文庫
世或は予其職を曠しくして、縱に述作に耽ると謂ふ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
彼は晩年を山荘で過ごし、自身の思想をまとめた大著の述作に専念した。
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「先生の新しい述作、拝読しましたが非常に感銘を受けました」と編集者が伝えた。
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古の学者が残した述作を紐解き、当時の社会情勢を分析する。
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