懐疑主義
かいぎしゅぎ
名詞
標準
skepticism
文例 · 用例
この文章を読んで感じられることは、翻訳の世界にも、相当に心理主義、懐疑主義の影が濃くはいりこんできたといふことである。
— 大波小波 『小熊秀雄全集-20』 青空文庫
これは懐疑主義というがごとき、言語心理学的な間延びのした知的なものではない。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
僕は何ごとにも懐疑主義者なり。
— 芥川龍之介 『小説作法十則』 青空文庫
唯如何に懐疑主義者ならんと欲するも、詩の前には未だ嘗懐疑主義者たる能はざりしことを自白す。
— 芥川龍之介 『小説作法十則』 青空文庫
同時に又詩の前にも常に懐疑主義者たらんと努めしことを自白す。
— 芥川龍之介 『小説作法十則』 青空文庫
「それはそうだけれども、今まで合理主義で世の中が物を云って来て、どうにもならぬということを発見したのが、近代ヨーロッパの懐疑主義というもんじゃないかな。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
すると、突然久慈は俯向いたまま、「懐疑主義か、ふん。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
息子、亭主、牡、人生観上の現実主義者、気質上のロマン主義者、哲学上の懐疑主義者|等、等、等、――それは格別|差支へない。
— 芥川龍之介 『僕は』 青空文庫