懐疑主義者
かいぎしゅぎしゃ
名詞
標準
skeptic
文例 · 用例
僕は何ごとにも懐疑主義者なり。
— 芥川龍之介 『小説作法十則』 青空文庫
唯如何に懐疑主義者ならんと欲するも、詩の前には未だ嘗懐疑主義者たる能はざりしことを自白す。
— 芥川龍之介 『小説作法十則』 青空文庫
同時に又詩の前にも常に懐疑主義者たらんと努めしことを自白す。
— 芥川龍之介 『小説作法十則』 青空文庫
息子、亭主、牡、人生観上の現実主義者、気質上のロマン主義者、哲学上の懐疑主義者|等、等、等、――それは格別|差支へない。
— 芥川龍之介 『僕は』 青空文庫
いっそ、猩々のような教授然としたやつか、黒猩々みたいな社交家ならいいがね、どうも、厭世主義者とか懐疑主義者というやつは、猟師にはいちばん扱いにくいんだよ。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
四 アナトオル・フランス 〔Nicolas Se'gur〕 の「アナトオル・フランスとの対話」によれば、この微笑した懐疑主義者は実に徹底した厭世主義者である。
— 芥川龍之介 『続文芸的な、余りに文芸的な』 青空文庫
懐疑主義者と自称する世の多くの人々と同様に、私も徹頭徹尾懐疑的でなかった。
— 三木清 『語られざる哲学』 青空文庫
しかしさらに悪いことは、私は私が懐疑主義者であるがゆえに私は他の人たちよりも優秀な人間であると思っていたことであった。
— 三木清 『語られざる哲学』 青空文庫