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報国

ほうこく
名詞
1
標準
patriotism
文例 · 用例
しかし歴史を読んでみると、為政者が君国のために、蒼生のためにその国の行政機関を運転させるには、ただその為政者たるものが誠意誠心で報国の念に燃えているというだけでは充分でないらしく思われる。
寺田寅彦 「手首」の問題 青空文庫
あとがき この「惜別」は、内閣情報局と文学報国会との依嘱で書きすすめた小説には違いないけれども、しかし、両者からの話が無くても、私は、いつかは書いてみたいと思って、その材料を集め、その構想を久しく案じていた小説である。
太宰治 惜別 青空文庫
なお、最後に、どうしても附け加えさせていただきたいのは、この仕事はあくまでも太宰という日本の一作家の責任に於いて、自由に書きしたためられたもので、情報局も報国会も、私の執筆を拘束するようなややこしい注意など一言もおっしゃらなかったという一事である。
太宰治 惜別 青空文庫
その政治上の主義としては、彼の上書に、「全体我共は尽忠報国の志士、依而今般御召相応じ去二月中遥々上京|仕り、皇命尊戴、夷狄攘斥之御英断承知仕り度存ずる志にて、滞京|罷存候云々」(文久三年十月十五日上書) とある。
池田屋襲撃 大衆維新史読本 青空文庫
彼はこの主義の為に、一死報国の念に燃えてゐたのであるから、新撰組が単なる非常警察と考へられるのには、大いに不満でもあつたらしい。
池田屋襲撃 大衆維新史読本 青空文庫
「私共は昨年以来、尽忠報国の有志を御募相成り、即ち御召に応じ上京仕り、是迄滞在仕り候へども、市中見廻りの為に御募りに相成り候儀には御座なく候と存じ奉り候」(元治元年五月三日 上書の一節) とある。
池田屋襲撃 大衆維新史読本 青空文庫
しかし日本人も決して高くドイツ人を笑い得ず、予が報国の微衷もて永々紀州のこの田舎で非常の不便を忍び身命を賭して生物調査を為し、十四年一日のごとく私財を蕩尽して遣って居るに、上に述べた川村前知事ごとき渝誓してまで侮辱を加え来る者がすこぶる少なからぬからというて置く。
兎に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
大観は仕事の感情を盛り上げてゆく、今度の陸海軍への報国的制作、海と山とに因んだ二十点などは、さうした感情状態でできあがつた作品である。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
作例 · 標準
戦時中のスローガンには、尽忠報国を掲げるものが多く見られた。
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彼は自分の発明が産業の発展に寄与することこそが、最大の報国だと信じている。
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報国の念に燃えて若者たちが志願した時代があった。
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