邦国
ほうこく
名詞
標準
country
文例 · 用例
何でも、文章の本質、とかいう題で、 文章の本質は、個人および邦国の存立とは係属するところなく、実利はあらず、究理また存せず。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
さるを其の是の如くなるに至りし所以は、天意か人為かはいざ知らず、一|波動いて万波動き、不可思議の事の重畳連続して、其の狂濤は四年の間の天地を震撼し、其の余瀾は万里の外の邦国に漸浸するに及べるありしが為ならずばあらず。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
然りと雖、詩人も亦た故国に対する妙高の観念なきにあらず、邦国の区劃は彼に於て左までの事にはあるまじきが、その天賦の気稟に於て、少くともその国民を代表する所なき能はず。
— 北村透谷 『国民と思想』 青空文庫
之を以て孰れの邦国にも孰れの社会にも必らず何等かの倫理あるなり。
— 北村透谷 『実行的道徳』 青空文庫
そうして愛国心なども有るのか無いのか、ようよう三十余年前に仏蘭西と戦争をして勝ったから、アアおれの国もやッぱり人並の国だわいと思って、初めて一個の邦国たる自覚が起った。
— 新渡戸稲造 『教育の目的』 青空文庫
それ商業なるものはなお一個人の間におけるがごとく、邦国の間にもおのずから自他の友愛和睦の関紐となるべきはずなるに、かえって乖離敵対のもっともはなはだしき原因となれり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
ゆえにもしわが邦国権の振わざるを嘆じ、わが邦国威の揚がらざるを嘆じ、わが邦独立の長からざるを嘆ずるものはただ一の遅疑なく、一の姑息なく、わが邦をして文明にして富実なる国となさしむるにあり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
蓋し皇朝は万世一統にして、邦国の士夫は禄位を世襲し、人君は民を養い以て祖業を続ぎ、臣民は君に忠にして以て父志を継ぐ。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
作例 · 標準
我が邦国の文化を世界に発信するために、海外展示会を企画する。
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古い文献には、隣り合う邦国との領土を巡る争いが記されている。
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外国人留学生が、自らの邦国と日本の習慣の違いについてスピーチした。
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標準
various countries
作例 · 標準
歴史の授業で、古代インドにおける十六大邦国の興亡について学んだ。
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中世ヨーロッパには、多くの小さな邦国が割拠していた。
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統一王朝が成立する前、この地は数多の邦国に分かれて統治されていた。
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