粗略
そりゃく
形容動詞名詞
標準
coarse
文例 · 用例
ゆめゆめ粗略には致すまじく候。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
それは一つはこの書物の書き方が甚だ粗略であって、かような、誰にも思い掛けない全く新奇な事実を伝えるのに不十分であり、また一方、余り独断的に見えるような所もあって、その本当の性質を理解することが困難だったからでありましょう。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
精密という言葉、量的という標語を持ち出す前にまず考えなければならない出発点の質的のオルターネティヴが案外にしばしば粗略に取り扱われる。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
決してこの方面の書物に興味がないわけではないが、ただ自然に習慣となった道順の最後になるために、いつでもここが粗略になるのである。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
その通りじゃ」「ところが貧乏神でも神様は神様……怨んだり、軽蔑したり、粗略にしたり致しますると貧乏罰というものが当りまする。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
その証拠に今申しましたような訳で、貧乏神様を糞味噌のように言うて、ヤットの思いで逐い出いた人間がサテ、いくらかお金を溜めるようになりますると直ぐに、昔、粗略にした渋団扇の神様に取憑かれて、自分自身が家内中の貧乏神、不景気の親方になりまする。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
彼はその必要品を粗略にするほど、東洋|豪傑風の美点も悪癖も受けていない。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
彼はその必要品を粗略にするほど、東洋豪傑風の美点も悪癖も受けていない。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
作例 · 標準
彼の仕事はいつも粗略で、もっと丁寧にするべきだ。
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そのレポートは粗略な内容で、十分な情報が盛り込まれていなかった。
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彼は粗略な言葉遣いをすることがあり、時々相手を不快にさせてしまう。
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