解字
かいじ
名詞
標準
explanation of a kanji
文例 · 用例
この字によってこの字を解釈するのが最もよい解字の方法だが、もし他の字によってこの字を解釈するならば、「由は用也」という古註(唐以前の注釈書)の説もまた甚だ良い。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
「曰は、口に従う、乙の声、口気の出ずるに象る」と許慎(中国後漢の学者)の『説文解字』が説く通りである。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
習うは邦語「ならう」と読んで、「ならう」は真似をすることであるが、「習は数飛也」と『説文解字』に見えているのが本義である。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
陸徳明(中国唐の儒学者)は音をサンと読んだが、曽子の名の音は唐の時から是と確定出来なかったのだから、今は『説文解字』が音をシンと読んだのに従って置くのを可とする。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
首は人の首で、人の首の向かうところを表わして行字の中に首字を置いたを『説文解字』では、乍ち行き乍ち止まるなりと解釈しているが、それはを乍ち行き乍ち止まると解釈しなくてもよい。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
貫は元来『説文解字』に「銭貝の」が本字で、物を穿った形に象り、「貫」はその貫かれる物、即ち貝を添えた後出の字である。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
今の流通本は皆、「一以貫之」とあるが、皇侃の解説書では、「一以貫之|哉」と哉の一字が多い、哉は「言の間也」と『説文解字』にある。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
唯は『説文解字』に「諾也」とあるが、諾は邦語に遷すと、「うん」と云うような気味で、唯は「はい」と云うように少し差がある。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫