耳語
じご
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
whispering
文例 · 用例
最後に、勲功によって授爵される場面で、尊貴の膝下にひざまずいて引き下がって来てから、老妻に、「どうも少しひざまずき方が間違ったようだよ」と耳語しながら、二人でふいと笑いだすところがある。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
』などゝ態と聽えよがしに並んで腰掛けて居る年の若い男と耳語いて居るのだ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
と四隣へ気を兼ねながら耳語き告ぐ。
— 幸田露伴 『貧乏』 青空文庫
井伊直政は今こそ秀吉を討ち取る好機だと、家康に耳語したところ、「自分を頼み切って居るのに、籠の鳥を殺すような酷いことは出来ない。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
」と耳語すると、たちまち自分の座席から立ち上って、前川の卓子に行き、「いらっしゃいませ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
然るをこれに出で逢ひたるベルナルドオは、刻薄なる語氣もて我に耳語していふやう。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
若き人々の姫を認めて耳語き合ふもあれば、姫は早くこの堂を出でんとおもへる如し。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
われは暫くこれに注目せしに、少女は我前に歩み寄りて、傍なる小卓を指し、おん敵手にはなるまじけれどと耳語きたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
隣の席に座る二人が、楽しそうに内緒の耳語を交わしているのが聞こえる。
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彼は私の耳元に顔をぐっと寄せ、重大な秘密を漏らすように低く耳語した。
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図書館の中では静かにしなければならないため、皆が耳語で会話していた。
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