囁き
ささやき異読 つつやき
名詞多音語頻度ランク #30938 · 青空 531 例
標準
whispering
文例 · 用例
五十米レエスならば、まず今世紀、かれの記録を破るものはあるまい、とファン囁き、選手自身もひそかにそれを許していた、かの俊敏はやぶさの如き太宰治とやらいう若い作家の、これが再生の姿であろうか。
— 太宰治 『答案落第』 青空文庫
キリスト教の問題に限らず、このごろの日本人は、だんだん意気込んで来て、外国人の思想を、たいした事はないようだと、ひそひそ囁き交すようになったのは、たいへん進歩である。
— 太宰治 『世界的』 青空文庫
燧の鉄と石の触れあう音、迸る火花、ホクチの燃えるかすかな囁き、附け木の燃えつくときの蒼白な焔の色と亜硫酸の臭気、こうした感覚のコムプレッキスには祖先幾百年の夢と詩が結び付いていたような気がする。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
」など、誰やらの惡口を瘤に囁き、さうして、えへん!
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」と龜は、低く浦島の耳元に囁き、鰭でもつて浦島の横腹をちよこちよことくすぐつた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
しかし、風が自分の耳元にそのやうにひそひそ囁き、さうして、いつのまにやら自分の胸中に於いても、その變てこな歌ともお念佛ともつかぬ文句が一歩一歩竹藪の下の雪を蹈みわけて行くのと同時に湧いて出て、耳元の風の囁きと合致する、といふやうな工合ひなのである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
夢幻の境のうちに、さまざまの聲の囁きが聞えて來る。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
キリスト教の問題に限らず、このごろ日本人は、だんだん意氣込んで來て、外國人の思想を、たいした事はないやうだと、ひそひそ囁き交すやうになつたのは、たいへんな進歩である。
— 太宰治 『世界的』 青空文庫
作例 · 標準
講演中、会場のあちこちからひそひそと囁きが聞こえた。
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秘密の囁きを交わす二人の影が、月明かりに浮かび上がった。
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彼の囁きは、まるで絹のようになめらかで心地よかった。
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