無信
むしん
名詞形容動詞
標準
irreligion
文例 · 用例
信仰、無信仰は、宗教的公共圏を成立規定にもっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
かなり名の知れた名僧でありながらいつも貧乏たらしいにび色の粗服で、何処かよぼよぼして見えるのが、無信心の宗右衛門にむしろ平常は滑稽にも思はれた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
またあの平凡を、あの無信仰を、あの世間並を取るものではない。
— 田山録弥 『自然』 青空文庫
あわれな無信仰者は初めて平和の眠りに就いた。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
しかし猟師は無学無信心ではあったが、強い常識を生れながらもっていた、この生れながらもっていた常識だけで直ちに危険な迷を看破し、かつそれを退治する事ができた。
— COMMON SENSE 『常識』 青空文庫
あの無信仰な波蘭人の獣たちが、あなたの息子を火焔のなかへ投げ込んだら、そして坊やが刄や鉛の熱湯の下で泣き叫ぶのが聞えたら、あなたの骸骨は嬉しさのあまり、棺桶の中で踊りだすことでせうよ。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
なによりも先ず解剖、そして自我主義で無信仰。
— 豊島与志雄 『現代小説展望』 青空文庫
p.276◎無信仰の十字架に釘づけになった彼は民衆の前に正統派の教えを説き、智識は分裂し燃焼するということを知っていたので これを抑圧し、そして聖書に即した厳格な農民の信仰に、幸福を与えるような虚言を説教したのである。
— ――ドストイェフスキーの部(偉大な統一の破壊者、永遠の分裂者としての)―― 『ツワイク「三人の巨匠」』 青空文庫
作例 · 標準
彼は無信を貫いており、冠婚葬祭の際も特定の宗教儀式を嫌う。
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近代化とともに無信の人々が増え、古い寺院の維持が難しくなっている。
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無信の者であっても、人としての道徳心まで失っているわけではない。
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