寸間
すんかん
名詞
標準
moment's leisure
文例 · 用例
が、一寸間を置いて、あわただしく車内へ馳せ込んだ男は、先の紳士と同年輩らしい少し古びた洋服着の、一見して一行の家扶であることが分った。
— 岡本かの子 『動かぬ女』 青空文庫
どこの馬の骨か分らんようなでん公の種を宿して、認知もしてもらえんで、子供に肩身の狭い想いをさせるより、表具屋の息子が一寸間アが抜けてるのを倖い、しつこく持ちかけて逐電し、表具屋の子やと否応はいわせず、晴れて夫婦になれば、お腹の子もなんぼう幸せや分らへん。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
どこの馬の骨か分らんようなでん公の種を宿して、認知もしてもらえんで、子供に肩身の狭い想いをさせるより、表具屋の息子が一寸間ァが抜けてるのを倖い、しつこくもちかけて逐電し、表具屋の子やと否応はいわせず、晴れて夫婦になれば、お腹の子もなんぼう倖せや分らへん。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
」一寸間を置いて、この詩人は、「自分の出版しようと思つてゐるものは、この上なく重要なものなので、ニュウトンの重力発見の如きは、この本の中に提示された諸発見に比べれば、ほんの些事に過ぎない。
— 牧野信一 『『ユリイカ』挿話』 青空文庫
が、我等二人となつても初めの気持に返るには一寸間があつた。
— 若山牧水 『木枯紀行』 青空文庫
それから一寸間を置いて何気ない風に笑い乍ら、「――そうすればお前の役目も大きくなるワケだ……。
— 小林多喜二 『父帰る』 青空文庫
』 一寸間を置いて、高橋は稍眞面目な顏になつた。
— 石川啄木 『我等の一團と彼』 青空文庫
低いやうに見えたので、叔父に続いて、飛んで見ると、案外に高くつて、彼は、脚が地についた刹那は平気だつたが、一寸間をおいた後に率倒した。
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫
作例 · 標準
会議の合間の寸間に、コーヒーを一杯飲んで頭をリフレッシュさせる。
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都会の喧騒の中でも、寸間の静寂を見つけると心が落ち着く。
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寸間を惜しんで語り合ったあの日の夜のことは、今でも忘れられない。
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