危難
きなん
名詞
標準
peril
文例 · 用例
「氣をつけないと危難いぞ!
— 國木田獨歩 『少年の悲哀』 青空文庫
あなたのあわれな弟子は、今危難の淵に溺れかかって居ます。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
出港のみぎり白色檣燈の碎けた事、メシナ海峽で、一人の船客が海に溺れた事等、恰も天に意あつて、今回の危難を豫知せしめた樣である。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
人間の力に及ぶ事なら、あの智惠逞ましき櫻木大佐に不能といふ事はあるまいが、今日まで、何の音沙汰の無く打※ぎて居るのを見ると、たとへ、猛犬稻妻は無事に使命と果したにしろ、吾等を此危難から救ひ出す事は、大佐の智惠でも迚も及ばぬのであらうと、私は深く心に决したが、今の塲合だから何も言はない。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
我が恋の仇とも云うべき冬子が斯る危難に陥っていると知ったら、お葉は此際何んな処置を取ったであろう。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
皇太孫|九龍口に於て危難に臨む。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
昨日私が越した時は、先ず第一番の危難に逢うかと、膏汗を流して漸々縋り着いて上ったですが、何、その時の親仁は……平気なものです。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
彼の心の底の方には何かしら己の危難に陥入っているのを知って助けに来てくれる者があるような気がして、刀に手をかけるまでにはゆかなかった。
— 田中貢太郎 『忘恩』 青空文庫
作例 · 標準
多くの危難を乗り越えて、彼は無事に故郷へ帰ることができた。
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山は美しいが、常に危難が潜んでいることを忘れてはならない。
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あの地震で、彼は危難一髪のところで助かった。
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