鈍い
のろい
形容詞頻度ランク #17151 · 青空 1827 例
標準
thickheaded
文例 · 用例
疳高い甘え声が、真昼の暑熱が漸く鈍い渾然さをみせた夕刻の空気の中を、矢のやうに走つた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
目的もない空間の或一点を、蜘蛛の巣のやうな鈍い眼光で見入りながら、自分が今何を話したかも忘れて、「さう、なくちや――なくちやならぬ」と繰返した。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
凍った鈍い日ざしの中を、悲しく叫んで吹きまく風。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
宿酔朝、鈍い日が照つてて 風がある。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
朝、鈍い日が照つてて 風がある。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
鈍い金色を帯びて、空は曇つてゐる、――相変らずだ、――とても高いので、僕は俯いてしまふ。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
谷の中が、黄な臭いやうに、ボーッと明るくなつたとおもふと、高い空を浮ぶ雲が、夕日を受けて、鈍い朱に染まつた、蜩が、時間を一秒一秒刻み込んで、谷の中へ追ひ込んでゆくやうに、キ、キ、キと啼き落す、杉林の一本々々の樹が、どちらから寄るともなく、塊まつて、黒い法師のやうになつて、囁き合つてゐる。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
不思議な事には巻物の初めの方に朽ち残った絵の色彩は眼のさめるほど美しく保存されているのに、後の方になるほど絵の具の色は溷濁して、次第に鈍い灰色を帯びている。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
作例 · 標準
彼は少し鈍いところがあるが、真面目で努力家だ。
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冗談を言っても、彼女はいつも鈍い反応をする。
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どうしてそんなに鈍いんだ、もっと早く気づくべきだった。
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標準
slow
作例 · 標準
今日の会議は進行が鈍くて、なかなか結論が出なかった。
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最新のパソコンに買い替えたのに、ネットの速度がまだ鈍い。
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怪我をして以来、彼の足の動きが以前よりも鈍くなった。
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標準
indulgent (esp. to the opposite sex)
作例 · 標準
彼は美しい女性に対しては、いつも態度が鈍い。
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部長は女性社員に鈍いので、多少のミスは大目に見てくれる。
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あの先生は、生徒の過ちにも鈍く、あまり厳しく叱らない。
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