鈍間
のろま異読 ノロマ
名詞形容動詞
標準
blockhead
文例 · 用例
」 あまり私の歩き振りが鈍間なので、こつちは歩きながら居眠りを覚えた!
— 牧野信一 『剥製』 青空文庫
然し私は整理の方は稍々得意であつたが、鈍間で臆病でその上慾深であるために実地の採集が極めて稚拙だつたから、この部屋を借りて以来は近隣の児童諸子と契約を結んで獲物を買収した。
— 牧野信一 『真夏の朝のひとゝき』 青空文庫
鈍間なる男よ、汝はいつも女の前に勇者である。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
ほんとに汝さんのやうな鈍間なんざ、一人だつてありはしないよ、西洋には。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
ところが、多くの場合男は女にとつて天使どころか、牛のやうに鈍間で、おまけに牛のやうに獣物である。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
あれだってお前、為ることは鈍間でも、人間は好いものだよ。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
「なに、どこにも見当らないって」その報告をきいた大江山警部は、鈍間な刑事を殴りたおしたい衝動に駆られたのを、やっとのことで我慢した。
— 海野十三 『省線電車の射撃手』 青空文庫
家までやとったまだ若い車夫はずるくて鈍間でゆるい足袋を雨上りのぬかるみにつけてベジャベジャベジャベジャ勢のない音を出してゆるゆると走った。
— 宮本百合子 『悲しめる心』 青空文庫
作例 · 標準
「お前は本当にのろまだな」と彼は呆れ顔で言った。
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こんな簡単な計算もできないなんて、自分はなんてのろまだと嘆いた。
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のろまな彼に、皆が苛立ちを隠せないでいた。
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