ようよう
ようよう
感動詞
標準
hullo there!
文例 · 用例
婦人連れの事なれば奮発してようよう上等に乗ればこれもやはりギシつみにて呼吸も出来ざるをようようにして上野へ着けば雨も小止みとなりける。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
人ようよう散じて後れ帰るもの疎なり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
駅員の不機嫌顔甚だしきも官線はやはり官線だけの権力とか云うものあるべしと、かしこみて願い奉りようよう切符を頂戴して立ちいずれば吹き上ぐる朝嵐に藁帽飛んでぬかるみを走る事|数間、ようやく追い付きて取止めたれど泥にまみれてあまり立派ならぬ帽の更に見ばえを落したる重ね/\の失敗なり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
ようよう立上がりて下流へ行く。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
危き橋をようように這いわたりて終に下り着くに滝のしぶき一面に雨の如く足もとより逆に吹きあぐるさますさまじく恐ろしく暫くも彳みかねつ。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
やがてお祖母さんがようよう話を次ぐ。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
「ようよう死んでるぞ、死んでるぞ」と数多い死体を見て大喜び。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
ようようマッチの箱を見出し、マッチを一本取りて摩る。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫