窩縁
かえん
名詞
標準
cavity margin (e.g. tooth, body)
文例 · 用例
「でも……」と、さすがに渋ると、多鶴子は、「そんな体ではひとりで帰れないわ」 まるで豹一の体をかかえんばかりにして、車から降ろした。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
これからどうしてもおとよの話に移る順序であれど、日影はいつしかえん側をかぎって、表の障子をがたぴちさせいっさんに奥へ二人の子供が飛びこんできた。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
――家へかえんなさい、もう先へは行かないよ。
— 宮本百合子 『モスクワの辻馬車』 青空文庫
「おかえんなさい」 艶々した志野の声が高く返事した。
— 宮本百合子 『氷蔵の二階』 青空文庫
往来の方を向いていたさをがすぐ百代を見つけ、「おかえんなさい」と膝をかがめた。
— 宮本百合子 『部屋』 青空文庫
米屋の善どんは眉毛も着物も真白鼠で、働きながら、「今かえんのかい?
— 宮本百合子 『一太と母』 青空文庫
」であり、「季路とわく、鬼神につかえんかと。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
子のいわく、つかうることあたわず、人いずくんぞよく鬼神につかえんやと。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
作例 · 標準
虫歯の治療でコンポジットレジンを充填する前に、歯科医は窩縁を滑らかに整える作業を念入りに行った。
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作成したインレー(詰め物)がぴったりと適合するように、マイクロスコープを見ながら窩縁の傾斜を慎重に削り出した。
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窩縁部にわずかでも段差が残っていると、そこにプラークが溜まり、二次カリエスが発生しやすくなってしまう。
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