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火炎

かえん
名詞頻度ランク #29212 · 青空 121
1
標準
flame
文例 · 用例
空には火炎のような雲の峰が輝いている。
寺田寅彦 田園雑感 青空文庫
音も立てずに、黒い蛇腹が前にのめり出しで、そしてそのうしろから火炎の昇騰してゐる、高い塀が、音もなしに傾きかかる。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から 青空文庫
雲の峯の天にいかめしくて、磧礫も火炎を噴くかと見ゆる夏の日、よろづの草なども弱り萎るゝ折柄、此花の紫雲行きまどひ蜀錦碎け散れるが如くに咲き誇りたる、梅桜とはまた異るおもむきあり。
幸田露伴 花のいろ/\ 青空文庫
それは夜の九時頃になると、養母は其居間に籠って了い、不動明王を一心不乱に拝むことで、口に何ごとか念じつゝ床の間にかけた火炎の像の前に礼拝して十時となり十一時となり、時には夜半過に及ぶのです、居間の中、沈欝いで居た晩は殊にこれが激しいようでした。
国木田独歩 運命論者 青空文庫
たとえば燃え尽くした残骸の白い灰から火が燃え出る、そうしてその火炎がだんだんに白紙や布切れに変わって行ったりする。
寺田寅彦 映画の世界像 青空文庫
木村父子は何も越中立山から日本アルプスを越えて徳川家康と秀吉を挟撃する相談をした内蔵介成政ほどの鼬花火のような物狂わしい火炎魂を有った男でも無いし、それを飛離れた奥地に置いた訳は一寸解しかねる。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
町野繁仍の言も道理では有るが、それはもう魂の火炎が衰えている年寄武者の意見である。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
グッと反対心敵対心の火炎を挙げるものである。
幸田露伴 連環記 青空文庫
作例 · 標準
激しい爆発音とともに、化学工場の屋根を突き破って真っ赤な火炎が夜空に向かって噴き上がった。
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巨大なドラゴンが口から灼熱の火炎を吐き出し、勇者が構えていた鋼の盾をドロドロに溶かしてしまった。
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消防隊が現場に到着した頃には、すでに木造アパートの2階の窓から猛烈な火炎が外へ吹き出していた。
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