佳宴
かえん
名詞
標準
splendid banquet
文例 · 用例
「でも……」と、さすがに渋ると、多鶴子は、「そんな体ではひとりで帰れないわ」 まるで豹一の体をかかえんばかりにして、車から降ろした。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
これからどうしてもおとよの話に移る順序であれど、日影はいつしかえん側をかぎって、表の障子をがたぴちさせいっさんに奥へ二人の子供が飛びこんできた。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
――家へかえんなさい、もう先へは行かないよ。
— 宮本百合子 『モスクワの辻馬車』 青空文庫
「おかえんなさい」 艶々した志野の声が高く返事した。
— 宮本百合子 『氷蔵の二階』 青空文庫
往来の方を向いていたさをがすぐ百代を見つけ、「おかえんなさい」と膝をかがめた。
— 宮本百合子 『部屋』 青空文庫
米屋の善どんは眉毛も着物も真白鼠で、働きながら、「今かえんのかい?
— 宮本百合子 『一太と母』 青空文庫
」であり、「季路とわく、鬼神につかえんかと。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
子のいわく、つかうることあたわず、人いずくんぞよく鬼神につかえんやと。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
作例 · 標準
恩師の古希を祝うささやかながらも心温まる佳宴が、市内の老舗料亭で和やかに催された。
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両家の親族が和室に集い、新郎新婦の新たな門出を祝うにふさわしい素晴らしい佳宴となった。
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昨晩の佳宴では、久々に再会した大学時代の旧友たちと美酒を酌み交わし、夜更けまで思い出話で語り明かした。
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