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腐心

ふしん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #34883 · 青空 152
1
標準
taking great pains (to do)
文例 · 用例
兎はさつそく泥をこねて、所謂岩乘な、いい舟の製作にとりかかり、狸は、すまねえ、すまねえ、と言ひながらあちこち飛び廻つて專ら自分のお辨當の内容調合に腐心し、夕風が微かに吹き起つて湖面一ぱいに小さい波が立つて來た頃、粘土の小さい舟が、つやつやと鋼鐵色に輝いて進水した。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
只予の性質として人の子とあるものが只自己一身の功業にのみ腐心するは不都合である、両親を見送っての後ならば、如何なることを為すとも自己の一身は自己の随意に任せてよいが、父母猶存する間は父母と自分との関係を忘れてはならぬ。
伊藤左千夫 家庭小言 青空文庫
)」 工場では、内川が、北伐にともなう、共産系の宣伝と組織運動、動乱にまぎれての工人の逃亡に対する対策に腐心していた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
そこで「国際資本団体は夢中になって、敵手から一切の競争能力を奪わんと腐心し、鉄鉱又は油田等を買収せんと努力している。
黒島伝治 反戦文学論 青空文庫
兎はさつそく泥をこねて、所謂岩乗な、いい舟の製作にとりかかり、狸は、すまねえ、すまねえ、と言ひながらあちこち飛び廻つて専ら自分のお弁当の内容調合に腐心し、夕風が微かに吹き起つて湖面一ぱいに小さい波が立つて来た頃、粘土の小さい舟が、つやつやと鋼鉄色に輝いて進水した。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
長次はやがて思案の末、新八、太七の買つけの薬舗に行つて薬を調べたりして腐心するのであつたが、一向その秘法も埒明かず、果ては病人のやうに幼な心を痛めるのを、母親はとかくに慰め訓へて無駄な労力を止めようとするのであつた。
幸田露伴 名工出世譚 青空文庫
誰も皆『新しい自己』を造りたい爲に腐心して居るので有るが、其の新しい自己が造れぬので、歳末年頭の嗟歎や祝福を繰返すのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
若し又單に福を得んことにのみ腐心して之を思ふに至らば、蓋し其の弊や救ひ難きものあらんで、論究思索も、單に、「如何にして福を得べきや」といふことのみに止まつたらば、或は人間の大道を離れて邪路曲徑に入るの虞が有らう。
幸田露伴 努力論 青空文庫
作例 · 標準
彼は後継者の育成に腐心し、自らの技術を惜しみなく伝えている。
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いかにしてコストを抑えるか、開発チームは設計の見直しに腐心している。
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関係各所との調整に腐心した結果、ようやくプロジェクトの合意が得られた。
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