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一帖

いちじょう
名詞
1
標準
quire (of paper)
文例 · 用例
或る朝、萩原は一帖の原稿紙をわたしに見せてくれた。
萩原朔太郎 純情小曲集 青空文庫
一本の筆と一帖の紙を与えられたら、作家はそこに王国を創る事が出来るではないか。
太宰治 風の便り 青空文庫
」私は、やはり池の面を眺めたままで、懐中の一帖の鼻紙を、少年の膝のほうに、ぽんと抛ってやった。
太宰治 乞食学生 青空文庫
こういうのはどういう場合かと言うと、例えば半紙なら二三枚か四五枚ぐらいのところならば母は黙って見ていますけれども、帳面でも作るようなことがあって、欲しがる半紙の量が一帖と纏まって来ると母はとても承知しないのでした。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
――どうもじれったいね、おまえさん全く判らないのかよ」「あーあー」 もう、ご新造さんは話すのを諦めたらしく布施ものゝ追加に鼻紙を一帖持って来て、「女は紙を断やしたら不自由だから」とわたくしの萎びた袖へ入れて呉れました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
一帖の半紙を一枚|飜ると矢つ張り下にも俺の真紅な顔が泣つ面をしてゐる。
北原白秋 桐の花 青空文庫
初めて小謡を習いに行くと、翁は半紙を一帖出して自分で紙縒をひねって綴じる。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
太守は箱を受け取り開きみると、一帖あり、汝わが十世の孫の貧を救え、われ汝の堕梁の厄を救うと書き付けたを見て、太守は活命の恩を拝謝し、袁天綱の十代めの孫を薦めて官途に就かせ、活計を得せしめたという(『淵鑑類函三二三』)。
南方熊楠 易の占いして金取り出だしたること 青空文庫
作例 · 標準
印刷工程では、本刷りに入る前に、試し刷り用の高品質な紙を一帖用意することが一般的です。
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「すみません、この風合いの良い和紙が一帖欲しいのですが、ありますか?」と、客は店員に尋ねた。
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このミニチュアブックの装丁には、特殊な厚みと色合いを持つ紙が一帖必要でした。
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特装版の限定部数制作のため、職人は厳選された用紙を一帖ずつ丁寧に扱っていた。
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