一畳
いちじょう
名詞
標準
one mat
文例 · 用例
寝る時、蒲団が一畳ずつしかあたらなかった。
— 黒島傳治 『入営前後』 青空文庫
六畳の座敷の一畳は階子段に取られて居るから実は五畳敷の一室に、戸棚がない位だから、床もなければ小さな棚一つもない。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
そこを通り抜けて、一畳|幅に五畳か六畳を長く敷いた入側見たような薄暗い部屋を通ったが、茶の間でもその部屋でも処※で、足踏につれてポコポコと弛んで浮いている根太板のヘンな音がした。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
ことしの正月、山梨県、甲府のまちはずれに八畳、三畳、一畳という草庵を借り、こっそり隠れるように住みこみ、下手な小説あくせく書きすすめていたのであるが、この甲府のまち、どこへ行っても犬がいる。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
西の端の一畳分の上に梅花の紙帳を釣り下げ、その中に布団から、脱ぎ捨てた着物やらを抛り込んで置く。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
そこを通り抜けて、一畳幅に五畳か六畳を長く敷いた入側見たやうな薄暗い部屋を通つたが、茶の間でも其部屋でも処※で、足踏につれてポコ/\と弛んで浮いて居る根太板のヘンな音がした。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
とこんな時だけの親方、喚いても寂として返事がないんで、構わず打壊せッて、気疾なのががらりと開けると、中は真赤、紅色に颯と透通るように光って、一畳ばかり丸くこう、畳の目が一ツ一ツ見えるようだッたてこッてす。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
また、畳との境えの障子を閉め、背後には揚幕のやうに布を垂して、そこを恰度一畳敷位ひな広さに区切ると、そこは終日明るい、屋根裏のアトリエのやうな一隅になつた。
— 牧野信一 『悪筆』 青空文庫
作例 · 標準
都会のワンルームマンションでは、一畳分のデッドスペースをいかに有効活用するかが収納の鍵となる。
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古くなった畳を一畳だけ新調したところ、そこだけ青々としていて周囲から少し浮いて見える。
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「たった一畳のスペースも無駄にできないほど、趣味の道具が増えてしまったね」
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一畳の大きさは地域によって基準が異なり、一般的に京間は江戸間よりも一回り大きい。
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