一乗
いちじょう
名詞
標準
ekayana (doctrine that only one teaching, usu. the Lotus Sutra, can lead to enlightenment)
文例 · 用例
強いて求めれば唯有一乗諸法寂滅相という言葉だけであった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
戒名は一乗英峰信士、俗名石丸英一、十八歳、大正九年十月九日寂。
— ――甲字楼日記の一節―― 『叔父と甥と』 青空文庫
勿論文辞に於ては寂心に一日の長があり、法悟に於ては源信に数歩の先んずるものが有ったろうが、源信もまた一乗要訣、往生要集等の著述少からず、寂心と同じように筆硯の業には心を寄せた人であった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
伝説には此人一乗要訣を撰した時には、馬鳴菩薩竜樹菩薩が現われて摩頂|讃歎し、伝教大師は合掌して、我山の教法は今汝に属すと告げられたと夢みたということである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
(本発明方式は、一電気局又は一電鉄会社一乗合自動車会社につき、金五千円也として権利使用を許す。
— 海野十三 『発明小僧』 青空文庫
□私は一心一向に一乗道に精進する、一乗道とは即ち句作道である。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
そのあとへ、広田一乗という、名前から坊主臭いしかしハイカラな新しい文学士が来た。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
それにも係らず、あの運命的な錯誤――一乗客の電報のためにキャリフォルニアン号の警報を受信しなかったタイタニックは、この時、殆んど二十二ノットの全速力で走っていたのだ。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
作例 · 標準
天台宗は法華経を「一乗」の教えとして最も重要視する。
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仏教思想史において、「一乗」思想の成立は大きな転換点であった。
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「一乗」とは、すべての衆生が成仏できる唯一の道があるという教えのことだよ。
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法華経は、その「一乗」の思想によって、あらゆる差別を否定し、平等な救いを説いている。
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ウィキペディア
一乗、一乘(いちじょう)とは、仏教、とりわけ大乗仏教で、仏と成ることのできる唯一の教えのこと。一仏乗(いちぶつじょう)、仏乗(ぶつじょう)ともいう。「一」は唯一無二、「乗」は衆生を乗せて仏果に運ぶ教法の意。
出典: 一乗 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0