東行
とうこう
名詞動詞-サ変
標準
going east
文例 · 用例
東行西行雲悠々」といふ漢詩を、昔の或る人が和訳して「きさらぎ、やよひ、日のどか。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
翌日、近東行きの列車が巴里を出発する間際になって、ジョージ・佐野は死人のように、蒼ざめて一行に加わりました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
僕はマルセーユから催眠酒をのまされたような意識を失って近東行の急行列車に乗ると昏々とマホガニイの寝台でフロレンス辺まで吊されていたらしいのだ。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
それからまた夜半になって貴女が金羊毛の名にふさわしくないところがあるのに気付いたのですが、そのときには私はあの卑怯なルーマニアの暴漢のために、近東行きの列車に投げ込まれてしまっていたらしいのです。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
東京の西北方から勢を起しながら、山の手の高台に阻まれ、北上し東行し、まるで反対の方へ押し遣られるような迂曲の道を辿りながら、しかもその間に頼りない細流を引取り育み、強力な流れはそれを馴致し、より強力で偉大な川には潔く没我合鞣して、南の海に入る初志を遂げる。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
二十二年春、建文帝東行したまい、冬十月|史彬と旅店に相遇う。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
熱海で、伊東行の汽車に乗りかえ、伊東から下田行のバスに乗り、伊豆半島の東海岸に沿うて三時間、バスにゆられて南下し、その戸数三十の見る影も無い山村に降り立った。
— 太宰治 『東京八景』 青空文庫
東京駅発午前八時二十五分の、伊東行の普通列車である。
— 大阪圭吉 『香水紳士』 青空文庫
作例 · 標準
新幹線は東行きのホームに停車している。
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東行きの列車に乗れば、東京に着くことができる。
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彼は自転車で日本を一周する旅の途中、ひたすら東行を続けた。
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