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時鐘

じしょう異読 ときがね
名詞
1
標準
time bell
文例 · 用例
「モロッコ」における太鼓とラッパ、「青い天使」における時鐘の音などがそれである。
寺田寅彦 映画芸術 青空文庫
その時鐘がなつてはりつめた空気からみんなを救つた。
新美南吉 登つていつた少年 青空文庫
彼の曰く――「僕は夜半直の四点時鐘ごろ(当直時間は四時間ずつにして、ベルは三十分毎に一つずつ増加して打つのである。
北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 世界怪談名作集 青空文庫
葉子の心の周囲にそれまで響いていた音楽は、その瞬間ぱったり静まってしまって、耳の底がかーんとするほど空恐ろしい寂莫の中に、船の舳のほうで氷をたたき破るような寒い時鐘の音が聞こえた。
有島武郎 或る女 青空文庫
御堂関白の孫大納言|公時から二十一世の裔で前の権中納言|時鐘の子が即ち今の伯爵鍋小路|黒澄卿である。
内田魯庵 犬物語 青空文庫
時鐘      エミイル・ヴェルハアレン館の闇の静かなる夜にもなれば訝しや、廊下のあなた、かたことゝ、※杖のおと、杖の音、「時」の階のあがりおり、小股に刻む音なひは           これや時鐘の忍足。
上田敏 海潮音 青空文庫
人の気絶えし渡殿の影ほのぐらき朧月よ、           これや時鐘の眼の光。
上田敏 海潮音 青空文庫
うち沈みたるねび声に機のおもり、音ひねて、槌に鑢の音もかすれ、言葉悲しき木の函よ、細身の秒の指のおと、片言まじりおぼつかな、           これや時鐘の針の声。
上田敏 海潮音 青空文庫
作例 · 標準
昔の時計台には、定時に鳴る時鐘が備え付けられていた。
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教会の時鐘が、正午を告げる音を響かせた。
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「遠くから聞こえる時鐘の音は、どこか懐かしい響きがあった。」
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2
標準
chime of a time bell
作例 · 標準
正午の時鐘が、静かな町に響き渡った。
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毎時鳴る時鐘の音を聞きながら、彼は時計の針を進めた。
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「この古い時計塔は、美しい時鐘の音色で有名だ。」
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