悔過
けか
名詞
標準
repentance
文例 · 用例
是によつて国書生等は不治悔過の一巻を作つて庁前に遺し、興世王等を謗り、国郡に其非違を分明にしたから、武蔵一国は大に不穏を呈した。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
阿那律その妻子の歎くを憐み、その者を尋ねて悔過せしめ、男子となり復って家内に遇わしめた(『経律異相』十三)。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
母とのみいわず、凡て家人に対するこの年頃の奉仕に何らかの報恩、または悔過の意味があるとするならばそれは甚しい誤りである。
— 中勘助 『母の死』 青空文庫
一、そんなわけから、努力が直接詩人を豊富にするとは云へない。
— 中原中也 『宮沢賢治の世界』 青空文庫
私は人の富や名声に対しては嘗つて畏敬の念を抱いた事は無いが、どういうわけか武術の達人に対してだけは、非常に緊張するのである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
僕は大井広介とは、遊んだ事もあまり無いし、今日まで二人の間には、何の恩怨も無かった筈だが、どういうわけか、このような難題を吹きかける。
— 太宰治 『無題』 青空文庫
一、そんなわけから努力が直接詩人を豊富にするとは云へない。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
単になるべく沢山の鳥を殺して猟嚢を膨らませるという目的ならとにかく、獲物と相対してそれに肉薄する緊張が加速度的に増大しつつ最後に頂点に到達するまでの「三昧」の時間に相当の長さのあることだけから見てもこれは決してそれほどつまらないものではないだろうと思われる。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
作例 · 標準
過去の過ちを悔過し、新しい人生を歩むことを決意した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は自らの罪を悔過し、贖罪の道を歩んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
悔過の念に苛まれ、夜も眠れぬ日々が続いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
悔過(けか)とは仏教において、三宝に対して自ら犯した罪や過ちを悔い改めること。更に悔過を行うと同時に利益を得ることを目的として行う儀式・法要などの行事の事を指す場合もある。その趣旨は『舎利弗悔過経』・『文殊悔過経』などに記載され、死後に地獄・畜生・餓鬼に堕ちることを欲しなければ、全ての罪や過ちを悔過しなければならないとされている。
出典: 悔過 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0