五徳
ごとく
名詞頻度ランク #6824 · 青空 79 例
標準
the five virtues (esp. in Confucianism)
文例 · 用例
厚い綿八端の座蒲団が机の前と兼帯になる様な具合に敷いてあって、樫縁の巌丈な長火鉢が、お爺さんを前に、大きな真鍮の湯沸を太い鉄の五徳の上にかけられてこの座敷の中心の様に構えて居る。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
空蝉の身をかえてける、寝着の衣紋緩やかに、水色縮緬の扱帯、座蒲団に褄浅う、火鉢は手許に引寄せたが、寝際に炭も注がなければ、尉になって寒そうな、銀の湯沸の五徳を外れて、斜に口を傾けたるも旅の宿の侘しさなり。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
火鉢 三十銭 五徳 八銭……白米 四十八銭 酒 八十五銭……いそがしくてうれしい、うれしくていそがしい。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
鉄瓶の如き堅いものすら水の強かに入つてゐるのを五徳の上に手荒く置くやうにすれば、やはり破損して水が洩るやうになる。
— 幸田露伴 『些細なやうで重大な事』 青空文庫
女が鉄瓶を小さい方の五徳へ移せば男は酒を燗徳利に移す、女が鉄瓶の蓋を取る、ぐいと雲竜を沈ませる、危く鉄瓶の口へ顔を出した湯が跳り出しもし得ず引退んだり出たりしている間に鍋は火にかけられる。
— 幸田露伴 『貧乏』 青空文庫
」と中腰になって、鉄火箸で炭を開けて、五徳を摺って引傾がった銅の大薬鑵の肌を、毛深い手の甲でむずと撫でる。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
」 と笑いもカラカラと五徳に響いて、煙管を払いた。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
それに恐ろしい五徳のやうな物が据ゑてある。
— THE DEVIL IN THE BELFRY 『十三時』 青空文庫
作例 · 標準
武士道における五徳とは、仁、義、礼、智、信である。
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昔の人は、子供に五徳を重んじるよう教えていたそうだ。
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彼は常に五徳を心がけ、誠実に生きていた。
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標準
tripod
作例 · 標準
囲炉裏に鍋をかけるため、鉄製の五徳を用意した。
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この古い五徳は、亡くなった祖父が大切に使っていたものだ。
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やかんを置くために、熱くなったコンロの上に五徳を置いた。
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標準
family crest in the shape of a three-legged kettle stand
作例 · 標準
家紋帳を見ると、五徳をモチーフにした珍しい家紋があった。
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その神社の古い提灯には、五徳の家紋が描かれていた。
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彼の家の家紋は、力強い五徳の形をしている。
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ウィキペディア
五徳(ごとく)は、炭火などの上に設置し、鍋やヤカンなどを置くための器具。具体的には炉(囲炉裏、火鉢、七輪、焜炉、等々)の熱源上に置いて、鍋、やかん、土瓶、鉄瓶、焼き網などを乗せるために用いられる支持具をいう。
出典: 五徳 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0