慣例
かんれい
名詞頻度ランク #18588 · 青空 367 例
標準
custom
文例 · 用例
あるいは、もっと古い時代には規則正しく行われたが、奈良朝頃にはただ慣例ある語だけに行われたものであったろうか。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
もっともこれらの語については、まだ他に多少問題になる点もあり、また、古典語として「ぬ」「つぬ」「しぬぶ」など読むこともかなり久しい慣例となっていますから、現代の読み方としては必ずしも改めなければならないこともないかも知れませんが、理論上は右のようになると思われるのであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
併し我々俗人は之をも不思議の一つに数へるのが慣例だ。
— 岡本綺堂 『雨夜の怪談』 青空文庫
斯る深山へ登る時には、四五|日分の米の他に鍋釜をも携へて行くのが慣例。
— 岡本綺堂 『雨夜の怪談』 青空文庫
してその翌日も同じ事を繰返して、昨日に異らぬ慣例に従えばよい。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
高円寺駅附近だけでなく、新宿、銀座のほうにまで出かけて飲み、外泊する事さえあり、ただもう「慣例」に従わぬよう、バアで無頼漢の振りをしたり、片端からキスしたり、つまり、また、あの情死以前の、いや、あの頃よりさらに荒んで野卑な酒飲みになり、金に窮して、シヅ子の衣類を持ち出すほどになりました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
すくなくとも今日の定律詩人は、単なる因襲の慣例によって、無自覚にクラシックな韻文を書いているのではない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
しかし普通の慣例の如くに然様いう社会事相を進捗させるには定基の愛着は余りにも深くて、力寿は死んで確かに我を捐てたけれども、我は力寿を捐つるには忍びなかった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
作例 · 標準
「えっ、まだ手書きの領収書じゃないとダメなの?」「うちの業界の古い慣例でね、なかなか変わらないんだよ」
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新社長の就任に伴い、長年続いてきた中元・歳暮の贈答という慣例を廃止することに決まった。
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この地域では、冠婚葬祭の際に隣近所で餅を配るのが昔からの慣例となっている。
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「会議の議長は年長者が務めるというのが、この会の暗黙の慣例ですから」
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