悔やみ
くやみ
名詞
標準
condolence
文例 · 用例
平生愛想笑いをする癖が、悔やみ言葉の間に出るのをしいてかみ殺すのが苦しそうであった。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
ことに先方に不幸でもあった場合に、向こうで述べるべき悔やみの言葉を宅から教わって暗記して行って、それをそのとおりに言おうとする時に、突然例の不思議な笑いが飛び出してくるのである。
— 寺田寅彦 『笑い』 青空文庫
天性陰気なこの人は、人の目にたつほど、愚痴も悔やみもいわなかったものの、内心にはじつに長いあいだの、苦悶と悔恨とをつづけてきたのである。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
この人を永久につなぐことのできた糸は、自分の過失で切れてしまったと悔やみながらも、明るくなっていくのを恐れて源氏は去った。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
王女御は身にしむ秋というものを理解したふうにお返辞をされたことすらお悔やみになった。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
「いや、おきのどくなことでござった」 あまりのむごたらしさに、さすがの右門も長居に忍びなかったものでしたから、そうそうに悔やみを述べて引き揚げると、それだけに下手人の残虐を強く憎んで、断固としながら伝六にいいました。
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
こうと知ったら京の町まちへ恥がましい顔をさらして歩くのではなかったものをと悔やみながら、疲れた足を引き摺ってとぼとぼと戻ろうとすると、六条の橋の袂で呼び止められた。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
現に昨日、悔やみに行きながら娘に、も一度考え直してくれと言ったそうだよ」「なるほどね」 と、冬木刑事は言った。
— 合作の六(終局) 『五階の窓』 青空文庫
作例 · 標準
遠方から彼の訃報を聞き、心ばかりの悔やみを述べた。
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お悔やみの言葉も出ないほど、突然の出来事だった。
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故人のご家族に、深く悔やみ申し上げます。
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