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奇観

きかん
名詞
1
標準
wonderful sight
文例 · 用例
けだし一奇観であろうと想像される。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
こういう怪物が真暗な深海の底を照らして游泳する処もまた一奇観であろうと思われる。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
謹むのではない笑うので、キャッキャックックッ、各自があっちこっち、中には奥へ駆込んで転がるまで、胡蝶と鸚鵡が笑う怪物屋敷の奇観を呈する。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
「そもそもこの八溝山というのは、全く海抜三千三百三十三尺という不思議な高さで、山中には三水と唱える金性水、竜毛水、白毛水の清泉が湧き、五つの瀑布と八つの丘嶽とまた八つの渓谷とがあって、孰れも奇観だ。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
宛で子不語が今古奇観にでも有りさうな怪談だ。
岡本綺堂 雨夜の怪談 青空文庫
しかし、一生、これ式で押し通したら、また一奇観ではあるまいか、など馬鹿な事を考えながら郵便局に出かけた。
太宰治 親という二字 青空文庫
ピユリタンの興らんとする時に、至粋は彼等朴直なる田舎漢の上に望みて、千載歴史上の奇観をなし、独逸に起りたる宗教改革の気運の漸くルーテルが硬直誠実なる大思想に熟せんとするや、至粋は直ちに入つてルーテルの声に一種の霊妙なる威力を備へたり。
北村透谷 徳川氏時代の平民的理想 青空文庫
秋日のカンカン照っているテニス・コートの上で、菜葉服の職工連が、コスモスの花を背景にして、向い合ったり、組み合ったりして色々なシグサを遣るのはナカナカの奇観であった。
夢野久作 オンチ 青空文庫
作例 · 標準
オーロラが夜空を彩る光景は、まさに息をのむような奇観だった。
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砂漠の真ん中に現れた巨大なオアシスは、旅人にとって究極の奇観であった。
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「わあ、見て!あの雲の形、まるで巨大な竜みたい!」と、子供たちは空を見上げて奇観に歓声をあげた。
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都市の喧騒から離れ、静寂の中にそびえ立つ古代遺跡は、独特の奇観を呈していた。
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