筆
ふで異読 ひつ
名詞頻度ランク #7226 · 青空 8199 例
標準
writing brush
文例 · 用例
聖書の綱が性慾のコマを廻す原始人の礼儀は外界物に目も呉れないで目前のものだけを見ることでしただがだが現代文明が筆を生みました筆は外界物です現代人は目前のものに対するにその筆を用ひました発明して出来たものが不可なかつたのですだが好いとも言へますから――僕は筆を折りませうか?
— 中原中也 『迷つてゐます』 青空文庫
うすやみ萩原朔太郎うすやみに光れる皿あり皿の底に蟲かくれ居て啜り鳴く晝はさびしく居間にひそみて鉛筆の心をけづるに疲れ夜は酒場の椅子にもたれて想ひにひたせる我が身の上こそ悲しけれ
— 萩原朔太郎 『うすやみ』 青空文庫
云換れば、それらの西洋文学は、我々自身の現識或ひは我々の従来の文学で云つてゐたことの如何いふことに該当するか、その相関関係が十分に納得出来ないうちに、西洋文学の筆法だけを採用し、ともかく我々は筆を執つたのである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
だが作家等が昔日のやうに、楽々と筆を執つてゐないことだけは事実である。
— 中原中也 『近頃芸術の不振を論ず』 青空文庫
――されば私は筆を投ずる!
— 中原中也 『深夜の峠にて』 青空文庫
机の上には当時まだ珍品であつたペン軸型の万年筆や硯箱の彼方には、硝子の中に昆虫の這入つた文鎮が置いてある。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
筆者不詳 寒い、乾燥した砂混りの風が吹いてゐる。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
まだ書くことはいくらでもあるのであるが、なにさま記臆のない時のことであるから、あんまり書いて筆力の覚束ないところを出してもなるまい。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
作例 · 標準
書道教室で先生に、自分の手に合った新しい筆を選んでもらった。
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筆を走らせるたびに、墨の香りが部屋中に広がり、心が落ち着くのを感じる。
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彼は一本の筆だけで、まるで写真のような美しい風景画を描き上げた。
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標準
writing with a brush
作例 · 標準
彼女の筆は力強く、その文字には独特の個性が光っている。
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祖父は毎朝、書斎で黙々と筆を執って手紙を書いていたのが思い出される。
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筆で書かれた文字には、活字にはない温かみと趣があるものだ。
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標準
writing (composing text)
作例 · 標準
彼は筆が速く、あっという間に原稿用紙数十枚を書き上げた。
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その作家は、締め切りが迫る中、新しい小説の筆を進めている。
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論文を完成させるため、筆を休めることなく徹夜で書き続けた。
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標準
(land) lot
作例 · 標準
この広大な土地は、数筆に分かれて登記されており、所有者も複数存在する。
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彼は新しく農業を始めるため、隣接する二筆の農地をまとめて購入した。
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相続問題で、先祖代々の土地が複数の筆に細かく分けられてしまった。
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ウィキペディア
筆(ふで)とは、竹や木の軸の先に毛(繊維)の束を付けて、筆記、書画、化粧に用いるための道具。日本語で筆(ふで)という場合は一般的に本項で扱う毛筆(もうひつ)を指すが、字義としては鉛筆や万年筆のように広く筆記用具を表すこともある。
出典: 筆 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0