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近時

きんじ
名詞副詞頻度ランク #43646 · 青空 310
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文例 · 用例
我を忘れた時にも猶存するものは、作用に非ずして対象のみであり、斯かる時近時の芸術が方法的となり、恰かも結構な骨に紙の肉を張つたやうであることは、首肯出来る所であらう。
中原中也 詩に関する話 青空文庫
(とまれ一切物中に於ける、各自我のスペクトルの乱雑が、近時世界の芸術に萎凋を来してゐる。
中原中也 詩に関する話 青空文庫
私は近時芸術の萎凋する理由を、時代が呼気的状勢にあるからだといふやうに考へる。
中原中也 詩に関する話 青空文庫
そのために、外観的に云つて様々な手法といふものがあるが、それとてもそれは近時一般に考へられてゐる程数多くあるのは邪道である。
中原中也 芸術論覚え書 青空文庫
この時代の人例を挙げていることも出来ないが、大概日本人の妄信はこの時代に※醸し出されて近時にまで及んでいるのである。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
然るに明治以來近時になつて、日本の散文詩とも言ふべき、この種の傳統文學が中絶してしまつた。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
即ち近時の外国詩壇で論じられている正統派――それは詩を純一の情緒に返そうとしている――の如き、その他浪漫派の正流を追おうとする一派の如き、何れも来るべき次の詩壇への、意味深い予言と暗示をあたえている。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
即ち例えば「春が馬車に乗って通って行った」とか、「彼女はバラ色の食慾で貪り食った」とか、「馬の心臓の中に港がある」とかいう類の行句であって、近時に於ける自由詩の大部分は、たいていこの種の詩句を、五行十行にわたって連続させたものである。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
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