郷友
きょうゆう
名詞
標準
friends from the same hometown
文例 · 用例
近きに郷友会の秋季大会あらんとて、今日委員会のありし帰さを彼等は三人打連れて、遊佐が家へ向へるなり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
が、紅葉と私とは都会育ちの共通の趣味や性格があったので、思想上では相容れなくても紅葉に対しては丁度郷友に対するような親しみを持っていた。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
わたくしにとっては亡父の郷友にあたるところから、池ノ端数寄屋町のそのすまいへは、亡父生前よく供をして訪ねたものであった。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
忠言|却って郷友の恨みに添い――と、そういう七つの文字が胸に描かれていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
「忠言却添郷友恨、直言猶招県吏疑――」と書いて行った。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
詩仏に従って詩を学んだ品川正徳寺の住職密乗上人がその郷友に寄せた書簡に「天民翁去秋より病気に御座候処春来度々吐血等|被致、即当二月十一日暁|寅の刻|物故被致、昨十三日午時浅草光感寺と申す浄家の寺に葬す。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
これがため二家の間に他日|嫌隙を生じた事は毅堂がその郷友森春濤に送った書簡に見えている。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
この詩郷友へ御贈り下さるべく候。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫