梟雄
きょうゆう
名詞
標準
ringleader
文例 · 用例
天|耶、時耶、燕王の胸中|颶母まさに動いて、黒雲飛ばんと欲し、張玉、朱能等の猛将|梟雄、眼底紫電|閃いて、雷火発せんとす。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
また例えば素藤の如き、妙椿が現れて幻術で助けるようになってはツマラないが、浮浪の盗賊からとにかく一城の主となった経路には梟雄の智略がある。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
梟雄と山師 扱いが悪いと時行にいわれ、正雪いくらか興ざめたらしい。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
「いい得べくんば一代の梟雄」「いや貴殿こそおえろうござる」今度は時行が持ちあげる。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
天草時行陰性の梟雄、いつも薄暗い露路に巣くい、金儲けばかり考えている玉だ。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
世にいう渡仙は梟雄のたぐいであった。
— 矢田津世子 『神楽坂』 青空文庫
仏国の革命の梟雄マラーを一刀に刺殺して、「予は万人を救わんが為に一人を殺せり」と法廷に揚言せる二十六歳の処女シャロット・ゴルデーは、処刑に臨みて書を其父に寄せ、明日に此意を叫んで居る、曰く「死刑台は恥辱にあらず、、恥辱なるは罪悪のみ」と。
— 幸徳秋水 『死生』 青空文庫
フランス革命の梟雄マラーを一刀で刺殺して、「予は万人を救わんがために一人を殺せり」と、法廷で揚言した二十六歳の処女シャロット・コルデーは、処刑にのぞんで書をその父によせ、明白にこの意をさけんでいる。
— 幸徳秋水 『死刑の前』 青空文庫