幻辞.com

貴信

きしん
名詞
1
標準
letter, etc. from another party
文例 · 用例
一|枚……二|枚、と兩方で、ペエジを遣つ、取つして、眠氣ざましに聲を出して讀んで居たが、恁う夜が更けて、可恐しく陰氣に閉されると、低い聲さへ、びり/\と氷を削るやうに唇へきしんで響いた。
泉鏡太郎 霰ふる 青空文庫
」「お蔦か、」 と言った自分の声に、聞えた声よりも驚かされて、耳を傾けるや否や、赫となって我を忘れて、しゃにむに引開けようとした戸が、少しきしんで、ヒヤリと氷のような冷いものを手に掴んで、そのまま引開けると、裏階子が大な穴のように真黒なばかりで、別に何にも無い。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
一枚……二枚、と両方で、ペエジを遣つ、取つして、眠気ざましに声を出して読んでいたが、こう夜が更けて、可恐しく陰気に閉されると、低い声さえ、びりびりと氷を削るように唇へきしんで響いた。
泉鏡花 霰ふる 青空文庫
泥に塗れた雪が下駄の齒にきしんで足袋が濡れた。
水野仙子 四十餘日 青空文庫
かくて哀しき同胞は同じ血脈のかなしみのつき纒ふにか、呪ふにか、離れんとしつ、戲れつ…………みどり兒は怖々と、あちら向きつつ蟲を彈ね、兄は眞青の葱のさきしんと眺めて、唇あてて何かえわかぬ晝の曲、ひとり寥しく笛を吹く、銀の笛吹く、笛を吹く。
北原白秋 思ひ出 抒情小曲集 青空文庫
鋲がゆるみでもするように、ギイギイと船の何処かが、しきりなしにきしんだ。
小林多喜二 蟹工船 青空文庫
その度にチエンが、ギーイ、ギーイときしんだ。
小林多喜二 工場細胞 青空文庫
彼の肺臓からしぼり出される呼気が喉頭に、きしんでぜいぜいと音をたてるのが、夜の静けさの中に、木枯しのように、気味悪く聞こえていた。
平林初之輔 二人の盲人 青空文庫
作例 · 標準
先日は、ご丁寧な貴信をいただき、誠にありがとうございました。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
社長からの貴信を拝読し、ご指示いただいた件につき対応を進めます。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
貴重なご意見を記した貴信に、深く感謝申し上げます。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
あの件について、後日改めて貴信を賜りたく存じます。
幻辭AI · gemini-2.5-flash