大度
たいど
名詞
標準
magnanimity
文例 · 用例
と分別をするから、礫を打つたり、煙管の雁首で引拂ふなど、今然やうな陣笠の勢子の業は振舞はぬ、大將は專ら寛仁大度の事と、即ち黒猫を、ト御新造の聲を内證で眞似て、「黒や、黒や。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
(そうだ、勝山さん煽いでお上げ、)とお夏が直に命を奉ぜぬのを、歌詠の大人は寛仁大度、柔かに教えるがごとく仰せられる。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
彼は、故中納言秀康卿が、ありし世の寛仁大度な行跡を思い起しながら、永らえて恥を得た身を悔いた。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
与四郎夫婦は、城中から下げられると、その夜、枕を並べて覚悟の自殺を遂げてしまった、なんのために死んだのか、確かにはわからなかったが、おそらく相伝の主君に刃を向けたのを恥じたのと、かつは彼らの命を救った忠直卿の寛仁大度に、感激したためであろう。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
だから予は外に差支えのない限り、正に海軍当局の海の如き大度量に感泣して、あの横須賀工廠の恐る可き煤煙を肺の底まで吸いこみながら、永久に「それは犬である」と講釈を繰返して行ってもよかったのである。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
」 甲谷も銭石山のこの虚無にも等しい寛仁大度な狡猾さには、もう今は手の出しようもないのであった。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
たしかに男性の底知れぬ柔らかな寛仁大度の風姿がよくこの像に現れていると思った。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
この間に善悪を論ぜざる処宗教上の大度量を見る。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
作例 · 標準
失敗した部下に対しても、彼は大度をもって接した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
その指導者は、大度な心で反対意見を受け入れた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「君の大度な振る舞いに、我々は感銘を受けた。」と称賛の声が上がった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite