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雅量

がりょう
名詞
1
標準
magnanimity
文例 · 用例
我々は西洋文明からも大いに学ぶべきところがあり、従っていくぶんかの外来語を不可欠的悪として見逃がすだけの雅量をもっていなければならない。
九鬼周造 外来語所感 青空文庫
)へ泊りに來てゐて、寢ころんで、誰かの本を讀んでゐた雅量は、推服に値する。
泉鏡太郎 十六夜 青空文庫
それは、若しも何かの間違で、諸君が右の頬を打たれなすったとき(或は接吻せられることもあろう)左の頬を出されないまでも、じっと堪忍して、願わくならば微笑でもしていて下るほどの雅量を持っていて欲しいということです。
――三月十九日夜――  山頭火 鎖ペンを握って 青空文庫
元就は斯くて十月五日に二十日市の桜尾城に於て凱旋式を挙行しているが、彼は敵将晴賢の首級に対してもこれを白布にて掩い、首実検の時も、僅かに其白布の右端を取っただけで、敵将をみだりに恥かしめぬだけの雅量を示している。
菊池寛 厳島合戦 青空文庫
ところがわたしは、かねがね憧れの夢のなかでは寝ても醒めても、そこはかとない放浪のおもひが逞しいにもかゝはらず、身をもつてそれからそれへ酔歩を移してゆくといふことには何うやら未だ雅量にも堪へられず、所詮は書斎裡のみの夢想家に過ぎないといふ感が今更ながら深いのである。
牧野信一 書斎を棄てゝ 青空文庫
才の敏、学の博、貴族院の椅子を占めて優に高かるべき器を抱きながら、五年を独逸に薫染せし学者風を喜び、世事を抛ちて愚なるが如く、累代の富を控へて、無勘定の雅量を肆にすれども、なほ歳の入るものを計るに正に出づるに五倍すてふ、子爵中有数の内福と聞えたる田鶴見良春その人なり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
されど、人品の高き點に於て、雅量の大なる點に於て、徳ある點に於て、家康には比ぶべくもあらず。
大町桂月 石田堤 青空文庫
秀吉にはとても、これだけの雅量はあらざるべし。
大町桂月 石田堤 青空文庫
作例 · 標準
部下のミスを厳しく責めるのではなく、雅量を持って指導する上司は信頼される。
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長年の論争を経て、彼は相手の意見にも耳を傾ける雅量を示した。
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選挙で敗れた候補者が、当選者に祝辞を送る姿には、国民は雅量を感じた。
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人生の経験を積んだ彼女の言葉には、人を許す雅量があふれていた。
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