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大らか

おおらか
形容動詞頻度ランク #21497 · 青空 91
1
標準
placid
文例 · 用例
その路はしばらくすると暗い杉林のなかへは入ってゆくのだったが、打ち展けた平地と大らかに明るい傾斜に沿っているあいだ、それはいかにも空想の豊かな路に見えるのだった。
梶井基次郎 闇の書 青空文庫
それらの酔漢を眼にして何時か遊女に対しても端然たる態度を保つやうになつてゐた僕であるが、都のあの様な配光の和やかな室に於てゞあるならば、自分もあの様に美しい酌女の肩や手に大らかに触れても見たい――などゝ思つたりした。
牧野信一 川蒸気は昔のまゝ 青空文庫
彼はデカダンへ傾くことなどは努めても成り得ようもなく、童心に満ちたるピユウリタンであることは二十年前から変らず、次第にそれが大らかになつてゐるやうである。
牧野信一 浅原六朗抄 青空文庫
昨今はよほど熊も少くなったが、まだまだ向うの、と我等の歩いている渓向うに大らかに峰を張って朝日を浴びた木深い山を指さしながら、霞沢岳などにはかなりの数が棲んでいるだろう。
若山牧水 みなかみ紀行 青空文庫
――そこで、音田は、凡ゆる激情を圧へて、大らかに胸を張り、深重に呼吸を吸ひ込み、いざや、川の流るゝ夢に吾を忘れて、巌の上の乙女の幻に酔ひ痴れたまゝ、余韻も長く口笛を吹きはぢめたのだ。
牧野信一 まぼろし 青空文庫
象       ルコント・ドゥ・リイル沙漠は丹の色にして、波|漫々たるわだつみの音しづまりて、日に燬けて、熟睡の床に伏す如く、不動のうねり、大らかに、ゆくらゆくらに伝らむ、人住むあたり銅の雲、たち籠むる眼路のすゑ。
上田敏 海潮音 青空文庫
象       ルコント・ドゥ・リイル沙漠は丹の色にして、波漫々たるわだつみの音しづまりて、日に燬けて、熟睡の床に伏す如く、不動のうねり、大らかに、ゆくらゆくらに伝らむ、人住むあたり銅の雲、たち籠むる眼路のすゑ。
上田敏訳詩集 海潮音 青空文庫
象沙漠は丹の色にして、波|漫々たるわだつみの音しづまりて、日に燬けて、熟睡の床に伏す如く、不動のうねり、大らかに、ゆくらゆくらに傳らむ、人住むあたり銅の雲たち籠むる眼路のすゑ。
上田敏 海潮音 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
big-hearted
作例 · 標準
例句