聖堂
せいどう
名詞頻度ランク #10222 · 青空 227 例
標準
(Confucian) temple
文例 · 用例
往時聖堂文人によりて茗渓と呼ばれたるは即ち此地なり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
私は或は私の參詣すべからざる聖堂を窺つてゐるのかも知れない。
— 有島武郎 『詩への逸脱』 青空文庫
鰻屋の神田川――今にもその頃にも、まるで知己はありませんが、あすこの前を向うへ抜けて、大通りを突切ろうとすると、あの黒い雲が、聖堂の森の方へと馳ると思うと、頭の上にかぶさって、上野へ旋風を捲きながら、灰を流すように降って来ました。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
例年の通りに、お茶の水の聖堂で素読吟味が行なわれた。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
素読吟味というのは、旗本御家人の子弟に対する学問の試験で、身分の高下を問わず、武家の子弟が十二三歳になると、一度は必ず聖堂に出て四書五経の素読吟味を受けるのが其の当時の習慣で、この吟味をとどこおりなく通過した者でなければ一人前とは云われない。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
吟味の前月までに組々の支配頭へ願書を出しておくと、当日五ツ半(午前九時)までに聖堂に出頭せよという達がある。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
それを受け取った何十人、年によっては何百人の男の児が、当日打ち揃って聖堂の南楼へ出て、林図書頭をはじめとして諸儒者列席の前に一人ずつ呼び出され、一間半もある大きい唐机の前に坐って素読の試験を受けるのである。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
出頭の時刻は五ツ半というのであるが、前々からの習慣で、吟味をうける者は六ツ時(午前六時)頃までに聖堂の門にはいるのを例としていたので、屋敷の遠い者は夜のあけないうちから家を出て行かなければならない。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
朝の光がステンドグラスを通り、聖堂の中を鮮やかに彩った。
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荘厳な響きを湛えたパイプオルガンの音が、聖堂全体をやさしく包み込む。
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修復工事を終えた大聖堂の鐘が、数年ぶりに街の空へと響き渡った。
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