儒学
じゅがく
名詞
標準
Confucianism
文例 · 用例
横浜開港時代に土地開発に力を尽し、儒学と俳諧にも深い造詣を持ちながら一向世に知られず、その子としてただ老獪の一手だけを処世の金科玉条として資産を増殖さしている老爺もある。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
彼はこの時までに俳諧では高井|凡圭、儒学は五井蘭州、その他|都賀庭鐘、建部綾足、といふやうな学者で物語本の作者である人々についても、すこしは教へを受けたが、大たいはその造詣を自分で培つた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
道徳の府なる儒学も、平民の門を叩くことは稀なりし、高等民種の中にすら局促たる繩墨の覊絆を脱するに足るべき活気ある儒学に入ることを許さゞりしなり。
— 北村透谷 『徳川氏時代の平民的理想』 青空文庫
六歳にして書を読み、十三歳にして漢詩漢文を能くしたというから儒学的な俊才であったには違いない。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
わしも若い時は、儒学によって身を立てようと思ったことがあるが、考えてみれば、大官となり大儒となって、一世に名をあげたところで、ほんとうに心から楽しいか楽しくないか判らない。
— ――序に代へて―― 『涼亭』 青空文庫
徂徠先生(荻生徂徠、儒学者、江戸時代)のような豪傑の資質を以って、尚かつ文辞についてクドクド言うのも、実に已むを得ないものがあるからである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
一青年が力を貸して車を押したのは、いわゆる思い遣りの心とでも言おうか、仁恕の心とでも言おうか、何にせよ或る心の発動現象であって、儒学者的に称賛するには値しないが、その行為は決して不良でもなく凶悪でもない。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
孟子(中国、戦国時代の儒学者)のいわゆる浩然の気のようなものは、この間の消息を語っているものと理解できる。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の教育において儒学は、武士の教養として欠かせない学問であった。
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彼は日本の近代化の過程で、儒学の倫理観がどのように変化したかを研究している。
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儒学の教えは、家族の絆や目上の人を敬う心といった現代の道徳観にも息づいている。
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